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なかなか改善されない肌状態はエネルギー不足?
寝起きの顔に枕のあとがくっきり!なんて経験ありませんか?
年齢を重ねるごとにそのラインは元に戻りにくくなり、シワとなって刻まれていきます。シワの原因は加齢や水分不足のほかに、「タンパク質」の不足が大きく関わっていることがわかりました。
不規則な生活やダイエットで必要なエネルギーを下回っていることも、シワを招くことがあるそう。今回は、タンパク質とエネルギーに着目し、シワケアの仕方を調査しました。
シワが刻まれる3つの主な要因
今回は、シワの原因と対策を「タンパク質の大切さ」を基準にご紹介します。
その前に、シワの原因の主な原因は加齢と紫外線です。
この2つによって肌のハリ・弾力(コラーゲンやエラスチンなど)の低下が起こるということを、再確認しておいてください。
紫外線とコラーゲンとタンパク質の関係
肌に紫外線が当たると、皮膚の奥まで透過した!と感じられたら、その感覚をしっかり覚えておきましょう。紫外線の中のUV-A波は、波長が長く、肌の奥の真皮層まで到達する性質があります。
太陽光が肌の真皮層に到達すると、コラーゲンなどのたんぱく質の変性が起こるのです。さらにコラーゲンは分解酵素を作り、繰り返し肌に照射されると、肌を支える基底膜が傷ついて弾力を失ってしまいます。
皮膚の約70%を占めているのがコラーゲン
人間の身体をつくっているタンパク質のうち、約30%がコラーゲンとされています。皮膚の約70%はコラーゲンが占めています。
ということは、たるんだ皮膚の老け見え印象を解消するためにも、紫外線防止をする際に肌のタンパク質を守る!と意識してみてください。
タンパク質の強化は食事でしっかり
浴びてしまった紫外線の肌ダメージ、さらに肌の土台を整えるためにオススメなのが、食材からタンパク質の栄養素を摂ることです。
ダイエットを気にして、肉類を避ける人がいますが、その行為がシワ対策を怠っている、と意識してみましょう。
タンパク質はシワ対策の肌作りに欠かせない栄養素です。肌成分であるコラーゲンやエラスチンをはじめ、筋肉、血管、骨、酵素、ホルモンなど、身体のあらゆる部分に大事なたんぱく質は、食事から積極的に摂る必要があります。
タンパク質摂取の目安
タンパク質は、体重×1gが、一日に摂るべき理想量とされています。
不足すると、内臓のはたらきが衰えて新陳代謝が阻害されることも。
ちなみにコラーゲンは栄養価が薄いため、肉、納豆、卵など、タンパク質を摂ることをオススメします。
*タンパク質が多い食品:鶏ムネ肉、ササミ、牛赤身肉、豚肉(脂身を除く)、
卵、魚、乳製品、大豆製品、イモ類など
低エネルギーに気を付けて!
タンパク質には、植物性と動物性の2種類があります。
ダイエット向きのタンパク質について調べると、「高タンパク低エネルギー」というワードを目にすることがありますが、エネルギーは脳や体を動かす力になるので、低いから良いとは限りません。
人によって活動や運動量は異なります。一日に必要なエネルギー量を下回らないことが大事です。活動量の少ない女性でも、1400~2000kcal程度が目安と言われています。
(参考/農林水産省:実践食事ナビ)
肌のことを考えたら、自分に必要なカロリーとタンパク質量を調べて、食事で活かすようにしましょう。
まとめ
身体の中からケアする、タンパク質を上手にとることでシワ対策に役立つことが理解出来たと思います。この機会に低エネルギーに注目し、自分の活動量とカロリーを調べてみてはいかがでしょうか。