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乾燥肌は疲れて見えるだけでなく老け見えに
今日は、27才の女性(会社員)の方からのご質問にお答えいたします。
乾燥肌でお悩みの方は、参考になさってみてくださいね。
Q.洗顔のあとにお湯で洗い流したあと、肌がつっぱって顔を動かしにくいくらい乾燥肌で悩んでいます。うるおいのある肌になりたいのですがどうしたらいいですか?
A.
まず、「乾燥肌」と「うるおい」のぞれぞれの基本を把握しましょう。
洗顔後の肌は、水分がどんどん蒸発しているため、どんな肌質の人でも、乾燥しやすい状況になります。水分と油分のバランスが取れている肌なら、肌がつっぱるとか動かしにくいということはありません。
顔が動かしにくくなるほど、乾燥している主な原因は、皮膚の外側にある角質層の水分量がもともと少ないうえに、洗顔や入浴後の水分放出が重なって起こる、超水分不足です。
例え乾燥肌でも、皮膚は外からの刺激から守る働き(バリア機能)はしっかり行うどころか、通常よりもっと守らなきゃとがんばり過ぎて、その結果皮膚が硬くなり、乾燥肌を招きます。
未熟な細胞は角質層の機能低下を招く
さらに肌内部では、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)が、新しい細胞をどんどん作ろうとして(42日より)早まり、未熟な細胞が角質層になるため、丈夫な肌になれず、乾燥肌となってしまいます。
「うるおい」がほしいとか、「保湿力を維持したい」とよく口にしますが、その意味は文字通り「湿気を保つこと」。
美容では、「外から保湿成分(まず水分!)を与える」&「肌の内側の保湿成分を維持する」(*保湿成分とは水分の蒸発を防ぐ働きを担っているもの)」のWが成立して、みずみずしいプルプルのうるおい肌を意味します。
化粧水をどんどん肌につければ保湿された! というわけではなので要注意です!
米村アドバイス!
皮膚がつっぱるくらいの乾燥肌で、うるおいがほしいなら、
●朝の洗顔はぬるま湯のみ、夜は弱酸性タイプの洗顔料で、やさしく丁寧に手と指の腹で洗う。洗い残しがないようにしっかり落とす。
●化粧水は低刺激タイプを、顔のパーツごとに手のひらでていねいに、押し当てるように じませる。
化粧水は、肌にうるおいを与えるセラミドやヒアルロン酸配合などを選び、肌の内側の保湿成分(セラミドもその1つ)を補う意識でつける。
●化粧水同様、セラミドやヒアルロン酸成分配合のクリームを、パーツごとに疑似膜を作るように塗布する。
以上のスキンケアを続けてみて下さい。
肌変化が感じられたら、うるおいが期待できるはずです。
まとめ
専門用語がいくつが出てきますが、これは美しい肌づくりをするうえで必須となる基本知識です。ぜひこちらでマスターして理解を深められることをお勧めいたします。