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ニキビも乾燥も性ホルモンの影響を受けている
女性なら普段の会話の中で、「女性ホルモン」という言葉が出てくる時のこと、あると思います。そこで思い出してみてください。
体調や肌と合わせて、「生理周期」にともなうホルモンバランスを捉えている人もいるはずです。
ではその「ホルモン」。どんな意味を持ち、身体に作用しているか理解していますか?
肌との関係が密接なので正しく理解しておくことで、エイジングケアに役立つことがあります。早速見てみましょう。
ホルモンとは情報伝達物質
私たちの体内にある「ホルモン」とは、血液や体液で体の臓器などに運ばれている情報伝達物質のことです。脳、副腎、卵巣、子宮などから分泌され、それぞれの働きをしています。女性は12歳あたりから高校生ぐらいの「思春期」、十代後半から四十代前半ぐらいの「性成熟期」、四十代半ば以降の「更年期」に、ホルモン(性ホルモン)は身体や肌に影響を及ぼします。
肌に大事な女性ホルモン・男性ホルモンは総称
肌との関係が深いことで知られている「女性ホルモン」と「男性ホルモン」。
どちらもいくつかのホルモンの総称で、女性の体内にも男性ホルモンがあり、男性の体内にも女性ホルモンが存在しています。
2つの女性ホルモンが肌に重要な役割をしている
思春期、性成熟期、更年期、つまり年齢とともにさまざまな症状があらわれ、中でも2つの女性ホルモンが肌状態に関わってきます。
ちなみに女性ホルモンは生涯でティーンスプーンの約2~3杯と言われているほど微量。
ダイエットやストレスで食事のバランスが崩れると、働きが発揮されず肌の不調に見舞われることもあるそう。
そうと知ったら栄養バランスの良い食事、意識して取るようにしてください。
生理周期の把握が美肌維持の強い味方
生理前にニキビが出来る、生理が終わると潤いが感じられる……
生理と不安定な肌に振り回されているなら、解決策は2つ。
女性ホルモンのうち「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロ
ン)」の特徴を理解すること。生理周期に合わせてスキンケア化粧品を選び使うこと。
つまり、肌の水分と脂分のバランスが乱れることを意識しておきましょう。
卵胞ホルモン(エストロゲン)
●生理後から排卵にかけて分泌・増加。生理の直前に減少。
宮内膜や乳腺 などの増殖を促す。女性は思春期の体の発育に大きく関係する。
●肌は、真皮層の線維芽細胞に働いて、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進。
肌の潤いやハリを与えるといわれている。
黄体ホルモン(プロゲステロン)
●排卵後から次の生理直前まで分泌。子宮内膜を強化し、妊娠しやすい状態に整える。
●皮脂の分泌を活発にすることが知られ、ニキビが出来ることがある。
男性ホルモンとニキビ
男性ホルモンは皮脂腺の働きを活発にするという特徴があります。女性の体内でもつくられている男性ホルモン。ニキビや吹き出物の原因になるということ、覚えておきましょう。
まとめ
女性ホルモンと2つの女性ホルモンが、肌の潤いとニキビをつくる原因になることがおわかり頂けましたか。生理開始日と終了日を手帳に記入する、もしくは周期が把握出来るアプリを活用すると、肌の調子が掴めて安定した肌づくりに役立ちますよ。