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寝ている間に肌に大事なホルモンが分泌
女性にとって大事な女性ホルモンといえば、エストロゲンとプロゲステロンの主に2つ。生理の周期に合わせて分泌し、ツヤ肌もニキビ肌にも影響することから、この2つの女性ホルモンに振り回されないことは、美肌ケアに取り入れている人もいるでしょう。
他にも肌に密接な関係のあるホルモンがあるので、ご紹介しますね。
よく、快眠が美肌にいいと言われていますがその理由は、眠っている時にのみ分泌される「成長ホルモン」が、細胞の修復や疲労回復をして、新しい細胞をつくり出す活動をしていることに由来しています。少し専門的な話になますが、成長ホルモンは熟睡している間(2時間後にピークを迎え、それを過ぎると一気に減少)に脳下垂体から分泌されます。
太陽の動きとリズム
しかもただ寝ればいいのではなく、眠っている時間帯によって成長ホルモンの分泌量が変わるという特徴があり、その量は午前1時前後にピークを迎えると、明け方に向かって減少します。私たちの身体には、もともと「夜眠って朝起きる」という太陽の動きに合わせたリズム(サーカディアン・リズム)が備わっていて、睡眠もこのリズムに従って活動をしています。つまり、成長ホルモンとサーカディアンリズムは同調しているのです。
美肌のゴールデンタイムを裏付ける脳内の状態
朝と夜が逆転した生活は、このリズムが狂ってしまうため、睡眠時間は夜暗いうち、太陽が沈んだ時がいいというわけです。他にも、床に就いてから(成長ホルモンが分泌される前に)睡眠を促す「メラトニン」と呼ばれるホルモンが脳の小果体という部分から分泌され、このホルモンは真っ暗にならないと放出されません。
いくらベッドに入って目をつむっていても、目の奥にある網膜が光を感知するとメラトニンは出てくれないので、快適な睡眠は期待出来ないということになります。
電気のつけぱなしはもちろん、豆電球の光も消すようにしましょう。
メラトニンは、睡眠の導入に関わりがあるので、サーカディアン・リズムの調整役と覚えておくのもいいですね。
美肌のゴールデンタイムの実践
そして! 明け方になって眠りが浅くなる頃、ストレスをコントロールする「副腎皮質ホルモン」のことも意識をしてみてください。
美容の世界では、美肌のゴールデンタイム、シンデレラタイムと呼ばれる時間帯が、午後10時から午前2時と言われています。
これはメラトニンと成長ホルモンの分泌、さらに明け方分泌されるストレス軽減に大事な副腎皮質ホルモン、コルチゾールと呼ばれる、計3つの分泌の周期が肌と密接だということに裏付けされています。 キレイな肌になりたい!という願いは、まず寝る時間をしっかり確保すること。
理想は決まった時間に寝て起きる。本気で肌と向き合うならやってみましょう。
納得の肌を手に入れる身近な方法だと気づくはずです。
まとめ
寝ても何度も目が覚める、寝苦しい、寝る直前までスマホを見る、そんな良質な睡眠を妨げることを改善し、脳内、副腎から快適にホルモンが分泌されるように、睡眠のための環境を整えてみてはいかがでしょうか。