メイクアップ

加齢で眉毛の位置が変化!眉頭とまつ毛の距離が美眉づくりの肝

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眉毛は筋肉の影響で表情が出やすいパーツ

メイクの基本を学ぶと、“顔の黄金比”が出てくることがあります。
それを眉メイクに当てはめると、眉頭は小鼻のふくらみの延長上に、眉尻は小鼻のふくらみの延長上になります。

最近、美容界ではその通りにメイクをすると古臭い顔に仕上がるという声が高まっているのも事実。しかし、古臭いか今風かの基準になっているのも、顔の黄金比。基本があるからこそ、それを生かした斬新なメイクが生まれ、どう外すかを楽しむのもメイクの醍醐味でありテクニックの見せどころです。

眉毛はその人の表情がもろに出る

眉は皮膚と筋肉と毛から成り立ち、表情とエイジングが出やすい部位のため、美眉づくりには特別なテクニックが必要になります。
今回は、どうやっても眉づくりが上手に出来ない二十代女性のお悩みにお答えします!

眉メイクの悩み&スペシャルテク

Q.眉のメイクがどうしても上手に出来ません。美眉メイクを習得したいです。

米村アドバイス!

A.
眉メイクの基本は、眉は「筋肉」、という意識です。表情筋の名称では、「皺媚筋」、「鼻骨筋」と呼ばれ、喜怒哀楽によって表情が生まれると、眉は動きます。
また、噛む時の癖や効き目などで、皮膚の脂肪のつき方やたるみ方が左右で異なり、顔は完璧な対称ではありません。
眉毛の位置も左右の高さが違ったり、毛流れや生え方も左右で異なるなど、他のパーツにはない特徴を持っています。
まとめると、眉の特徴は、
① 筋肉
② 皮膚
③ 毛(皮脂腺がある)

以上のような条件を持った顔のパーツは他にはなく、ただペンシルでラインを引くとか色をのせるという、単純メイクで見栄えがよくなることは、まずないと思って下さい。
眉毛と顔全体、他人の目を意識した距離で
眉の黄金比ですが、おでこの髪の生え際から眉頭までを3分の1、眉頭から小鼻のふくらみまでを3分の1、小鼻のふくらみから顎までを3分の1。
自分の顔の比率を知りたかったら、顔の写真を取ってコピーを取り、その上に線を引いたり色を足すというやり方も、実際に行われているメイク上達法の一つです。
以上のようなことを踏まえて、眉メイクの基本を、次にご紹介しますね。
そこでアドバイス!
眉メイクは何といっても道具が大事です!

メイク道具にこだわりを!


美眉づくりは道具が大事!そこでご用意するものをまとめました。

<コスメ道具>
アイブロウブラシ、アイブロウコーム、シザー、ニッパー、
アイブロウペンシル(種類表)、アイブロウパウダー、アイブロウマスカラ、
鏡、自分がこうなりたいと思うモデルなどの雑誌の切り抜き

では実践!


① 自分の顔の配置を熟知したら、なりたい眉の形をしたモデルの、雑誌の切り抜きをよく
観察し、眉頭から眉山、眉山から眉尻の割合をチェック!
② 姿勢をよくする。
③ ブラシで、毛流れを整える。
④ 自分の眉のカーブが表情によってよく上がるか下がるのか、また自分の眉頭、眉山、眉
尻の位置を、左右、確認する。
⑤ なりたい眉の形に合わせて、余分な毛はカット、もしくは眉専用の剃刀などで剃る。
⑥ 長刀型の眉専用ブラシにアイブロウパウダをのせて、眉山から眉尻のラインを引く。
⑦ 眉頭や眉毛がまだらな部分には、馴染ませるようにパウダーをのせる。

⑧ ⑥をなぞるように、アイブロウペンシルでラインを整える。
⑨ まぶたのカーブに合わせて、眉の下のラインを引く。
⑩ 髪の毛の色に合わせて、アイブロウマスカラで色をつけたり、眉メイクが落ちないように整える。

美しい眉は、これだけの行程があるからこそ。一瞬、時間がかかって面倒くさそうですが、いつも眉の形を整えて、お手入れをしておけば、そんなに難しいことではありません。
また、眉毛は頭皮から前頭筋という表情筋につながっていて、頭皮の老化(抜け毛、頭皮の乾燥)によって、皮膚が少しずつたるんできます。
若い時より眉毛の位置が微妙に下がるのは、頭皮やおでこの皮膚のたるみによる肌老化が原因です。それによって影が暗い色になってあらわれる。

まとめ

ずっと同じメイクをしていれば、古臭い顔になるのも仕方のないこと。
常に自分の顔や皮膚のたるみなどをチェックして、流行のメイクを研究して生かすことが、自分に似合う美眉メイクの醍醐味になるはずです。